SSブログ

スポンサーリンク


JACROW「夕闇、山を越える」を観て [演劇]

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_dfc9.jpg
シアターカンパニーJACROW(ジャクロウ)シアターカンパニーJACROW(ジャクロウ)

舞台は昭和30年代前半である。
総理大臣になる10数年前、田中角栄アラフォーのとき。
後に権力の中枢をつかさどる者たちの表と裏の物語。
鶴屋南北戯曲賞ノミネート後初の脚本演出に挑む。

いつもと同じ吐き気がするほど濃密な空気を。ここで。

評価は、星4つです。
★★★★☆

いつものJACROWに比べたらお日様の下のような爽やかな物語でした。(あくまでJACROW基準でw)
侠気や袖の下が通用する牧歌的な時代の話。
角栄は確かに憎めない。
世間、国民の皆様が陳情や袖の下が「不公平」と認知するまでの暫定ヒーローだったんだと思った。

「ざくろのような」のバシバシコンビが角福だったので、
これから角福戦争が起こる兆しは感じた。
相変わらず討論、論争シーンはゾクゾクしますね。
この為にJACROWを見てるといっても過言ではない。

高度経済成長の陰に行われたばらまきは日本の社会主義化だったのかも。
今の安倍政権が真の資本主義なら、
野党が唱える格差是正は社会主義で実は時代を戻そうとする保守になり、
与党が革新であるのではと思ったり。

折り込みパンフにある各派閥と総理大臣の番号を見ると
右左中央とバランスとれた流れだったのがわかり、
そして短命政権でないから成長したのかなと思う。

対外的にも翌年あったら総理大臣が変わってるなんて信頼すら作れなかったのではと。
田中角栄よかった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0



スポンサーリンク