SSブログ

スポンサーリンク


iaku「車窓から、世界の」を観て [演劇]

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_e041.jpg
【大阪・劇団・演劇】iaku(いあく)| 劇作家・横山拓也「エダニク」「人の気も知らないで」「walk in closet」【大阪・劇団・演劇】iaku(いあく)| 劇作家・横山拓也「エダニク」「人の気も知らないで」「walk in closet」

地元有志のはたらきかけによって出来た念願の新駅「東奥原」(ひがしおくばる)。
しかし、多くの住民は従来から利用していた特急が止まる隣の奥原駅から離れることはなかった。
おかげで、当初見込んでいた年間乗降利用客数には程遠く、
駅前開発は停滞、東奥原駅は地域発信型請願駅の代表的な失敗例となってしまった。
この駅のホームから中学生女子三人が特急電車に飛び込むという凄惨な事件から2週間。
今日は彼女たちがかつて所属したガールスカウト主催の「お別れ会」が行なわれる。
2014年春、ピッコロ劇団(オフシアター)初演の問題作、再び。

評価は、星5つです。
★★★★★

初めて観る劇団です。
時間堂で「人の気も知らないで」を観てiaku作品に興味があって観た次第です。

渋柿なのか甘柿なのかは食べてみないと分からない。
当事者でない面々の語ることの虚しさと軽さ。
熟れた柿を突くカラスの群れや通り過ぎる通過電車と同じ。

軽快に語られる関西弁の演劇でした。
関東の人間からすると言葉の軽快さが重さを消してる感じを受けますが、
関西人が観ると逆に重く感じるのですかね。

結局何が原因なのかは不明だったが、
他人が語れるくらいな理由ならば死なないわけで、哲学的な何かを感じました。

観客席は線路上なのかな。
彼女たちの散った場所から駅のホーム上で色々と語る人を見る構図が面白かったですね。
台本も買ってしまった。
面白かった。

終演後にチラシの写真を見るとガラリと見方が変わる。
自殺した3名の女子中学生が何を思ったか。
運転手は何を見たのか。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0



スポンサーリンク