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浮世企画「メッキの星」を観て [演劇]

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浮世企画公式サイトUKIYONLINE
https://ukiyokikaku.jimdo.com
それがまがいものでも 触れたら血が出る破片でも わたしは、欲しい。

被告人席でうつむき、何も語ろうとしないトレーナー姿にボサボサ頭の女。
佐藤美子。フリーター。容疑は詐欺および恐喝。
女は外見、出身、学歴、家庭環境、交友関係、嘘に嘘を重ねて生活していた。
次々と明かされるその“どうしようもない女”ぶりは、通りすがりの人にも拡散していく。
やがて女の恋人が法廷に現れたとき、女がはじめて自ら口にした秘密とは——

オシャレな暮らしを送る起業家から口座も作れない裏街の人間まで、
自分の望む自分を手に入れようと必死でもがく大人たちの、きっとどこにでもあるお話。
あなたは彼女に石を投げられますか?

評価は、星4つです。
★★★★☆

大輔役の人が裏表でバッチリ切り替わっていて凄いと思った。
知合いにも同じような人がああいう感じなんだよね。
それがとてもリアルだった。

人はヒトの話が大好きで、
そこに見栄や虚構が入って、リアルでもいいね!を求め始めるのかも。
主人公はまさにメッキの星であった。

ラストの解釈は色々あるのだろうが、
私は堕ちた星が再びメッキの星として輝いて、また同じループが始まるように感じた。
最初のシーンと最後シーンで皆が語る証言が、
証言されている対象が変わっていたのが、やられたと思った。
メッキの星とメッキ。両方同じなのだ。

姉は女神というか神だったのか。
板垣さんの本職振りがカッコよかった。
保健所とは流石です。
職業は人でなしだが、人としてはまとも。
職業は会社員だが、人としてはゲス。
どちらが人なのか。

罰を受けた者、何も変わらない者、救われた者、救った者。
この星の住人は愛しく、そして他人事には思えなかった。

自分のメッキは少しづつ剥がしたいものだ。
剥がしたあとの地金に光がなくても…

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