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マコンドープロデュース『祖国は我らのために』を観て [演劇]

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あらすじ
1917年ロシア歴2月、帝政ロシア首都ペトログラード。
圧政と世界戦争の長期化によって市民たちは、その日のパンにすらありつけない貧しい生活を余儀なくされていた。
彼らの目の前にはまばゆい宮殿。
贅沢な生活を思うさま楽しむ一部の貴族、資本家。
やがて貧しい市民の心に怒りの炎が宿る。『革命』という名の炎が・・・。

「20世紀最大の事件」と呼ばれたロシア革命。

名もなき若者たちは立ち上がり、強大な旧権力に戦いを挑んだ。その戦いの先に理想の社会を夢見て

評価は、星4つです。
★★★★☆

個人は国の為に。国は権力者の為に。
レーニンとスターリンの対立。
ロシア内戦で150万人死者、スターリンの大粛清で15万人粛清され、
戦争時に指揮をする士官が足りなくなるって馬鹿な話が好きです(笑)
民衆の望んだ形と別なものになる虚しさ…

社会主義革命は平等で会議の合議で決めていくのは理想だが、
実際は組織内の闘争になり、組織の代弁者が権力者になる。
選挙があるってことは幸福であり、民衆の最後の知恵なのかもしれない。
日本の場合は、革命で手に入れたわけでなく、
敗戦の恩恵で民衆に政治が渡った(普通選挙)わけです。
我々はその幸せを行使してますか?権利だけ無駄にしていませんか?

赤い旗が権力の象徴として、血の雨の中、
まさに国が滅びるほど粛清し、死者の丘に立ったスターリン。
レーニンも民衆を利用して、民衆側が勝ち取ったものはなんだったのか。
実に深い物語でした。
面白かった。
ケツは痛くなるが(笑)

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