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やっせそ企画「ワンマン・ショー」を観て [演劇]
あなたは、K氏の生み出した不条理の沃野をすすんでいる。
ここで見つけたいくつかの小景を眺めることのみが今現在あなたに許された唯一の行為だが、
この紙を折り畳み、再び広げたときに、まだそれが可能かどうかは分からない。
回らない扇風機。葉書の山。落ちる窓。涎の池。還る箱。
2017年8月の佳き日に、すべての正体は明かされる。
だがしかし、東京都新宿区新宿三丁目八の八へと、あなたは果たして辿り着けるだろうか。
評価は、星4つです。
★★★★☆
ラストに向かう途中で、全てシーンの裏が分かり、
繋がっていくところで鳥肌が立つ。
そしてラストシーン。
まさにタイトル通りだった。
誰が狂っていたのか?
狂い始めたのは誰なのか?
静かな狂気というのは恐ろしい。
全ては最初から始まっていた。
読後感というか、観劇後感がヤバい。
感動したとか面白かったとか勇気をもらったとかなくて、
ただヤバいものを目撃してしまった感が凄い。
このワンマンショーはヤバい。
江戸川乱歩感というのが近いのかな。
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