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芝居屋風雷紡「しょうちゃんの一日」を観て [演劇]

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公団団地に暮らす「しょうちゃん」こと、立花翔子は夢を見る。
繰り返し繰り返し、同じ夢。
紺の真新しいセーラー服を着た自分が自転車を押して、田舎のガタガタ道を歩いている。
雨が少し降っている。
自分は何かを期待して、ちょっと胸を弾ませている。
誰かを待っているような。
何かを待っているような。
小雨だった雨が、急に激しくなる。
雨宿り出来る場所を探そうとしてキョロキョロしていると、不意に強い力で肩を掴まれた。
目が開くといつもびっしょり汗をかいている。
しょうちゃんは知ってる。
あれは私と同い年で、5月、16歳のお誕生日の当日に誘拐されて殺されちゃったもう一人のしょうちゃん。
夢が気になるしょうちゃんは、気がつくとずっと事件のことばかり考えるようになる。
親も先生も誰もしょうちゃんの話なんて聞いてくれないし、
入学したての学校じゃ、こんな話したらたちまちおかしな人だと噂されてしまう。
それでも事件が気になるしうちゃんは一人調べ始める。
あの日しょうちゃんはだれに何の為に殺されてしまったのか。
芝居屋風雷紡版・狭山事件。

評価は、星4つです。
★★★★☆

芝居屋風雷紡は3回目。
過去と比べて一番好みかも。
ふたりのしょうちゃん。
同じ一日、同じ家族、同じ姉妹でも異なる結果。
狭山事件をモチーフした物語。
息を潜んでじっと物語の行方を追う。
刑事のように…夏の夜に蒸し暑く、そして不可解な事件の裏を見る…

久しぶりに見たあやぱんさんがお姉さんさんだったり、
ゆんゆんが物語と同じ年齢で大人になったなあと親戚のおじさん気分を味わえて、
夏の風物詩の芝居屋風雷紡を堪能しました。
家族の在りように血は関係なく、絆を如何に作るかということを感じた。

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