スポンサーリンク
RISU PRODUCE「ぼくはだれ」を観て [演劇]
強盗放火殺人事件の犯人の疑いがあるとして警察署に任意同行を
求められた被疑者と刑事達との11日間の攻防を描く・・・
RISU PRODUCEの代表作を新たなキャストで二年振りに再演決定。
「・・・世の中に僕みたいな人間がひとりぐらいいても、
いいですよね?」
評価は、星4つです。
★★★★☆
自分を見失った人々のお話。
後悔で生き、復讐で生き、正義で生き、信念で生きる。
少しの嘘から崩れる人生。
基から脆かったかもしれないが、、他人と自分と人生の主役は誰なのか?
途中笑いがあってホッとするシーンがあるが、それは後ほどの呪いと知る…
取り調べシーンは息をするのを躊躇うくらい濃厚で苦しかった。
とても迫力のある舞台だった。
亀矢が選んだ選択は正しいのか?
常識や法からすると間違ってるが、ぼくがぼくになるには必要なんだよなぁ。。
悲しい中に幸福を感じるラストシーンでした。
いしだ壱成さん演じる亀矢が「世の中に僕みたいな人間がひとりぐらいいても、いいですよね?」
と語るのが、悲しくて、そしてそれを否定出来ないのがさらに悲しくて。
生の渡辺裕之さんを見たけど、
かっこよかった。
真摯な刑事を演じてましたが、
いい人ほど長生きしない。。っていうのがまた悲しい。
スポンサーリンク