安倍内閣総理大臣の所信表明演説を読む

第192回国会における安倍内閣総理大臣の所信表明演説 | 国会 | ニュース | 自由民主党

演説の途中で自民党議員が拍手など、
物議を醸した安倍内閣総理大臣の所信表明演説ですが、
内容を報道したものが少ないと感じて、
自民党のサイトで全文を読みました。

二〇二〇年、そしてその先の未来に向かって、誰もがその能力を存分に発揮できる社会を創る。一億総活躍の「未来」を皆さんと共に切り拓いてまいります。
　その大きな鍵は、働き方改革です。働く人の立場に立った改革。意欲ある皆さんに多様なチャンスを生み出す、労働制度の大胆な改革を進めます。
　子育て、介護など多様なライフスタイルと仕事とを両立させるためには、長時間労働の慣行を断ち切ることが必要です。
　同一労働同一賃金を実現します。不合理な待遇差を是正するため、新たなガイドラインを年内を目途に策定します。必要な法改正に向けて、躊躇することなく準備を進めます。「非正規」という言葉を、皆さん、この国から一掃しようではありませんか。

気になったのは一億総活躍の章です。
この一億総活躍というスローガンは、
一億総玉砕を思い起こすので、好きではないのですが、、

とはいえ、『長時間労働の慣行』を断ち切ると総理大臣が宣言しています。

デジタル大辞泉の解説
かん‐こう〔クワンカウ〕【慣行】

１ 古くからの習わしとして行われていること。「慣行にならう」
２ ふだん、習慣として行うこと。

つまり日本人の長時間労働は必ずしも仕事として必要に迫られたわけでなく、
習慣や高度経済成長期からのモーレツ社員という古くからの習わしの成果だったのだと、
国のリーダー自ら認めたのです。

ワークライフバランスが言われてから早数年。
ゆう活も朝活も失敗している、この悪しき慣習を政治に力で断ち切ってもらいたいです。
その為には国民が、無理だよと鼻で笑うことなく、
協力して朝ご飯と夕ご飯は家族で過ごすという、
牧歌的な光景を取り戻せる最後のチャンス何ではと思いました。


所信表明演説は希望に満ちています。
それぞれ危機はあるにせよ、まだ対策が打てる状態です。
民進党を筆頭に野党は揚げ足を取るだけでなく、
建設的な批判をして、この国の行く末をちゃんとして欲しいと思いましたし、
安倍内閣総理大臣をはじめ与党は所信表明演説の内容の推進をしてくれることを切に願いします。