上田逃避行

遅く起きた朝

気がつけば上田にいた。
iPhone7のモバイルSuicaを使うと新幹線のチケットが、
自宅のトイレからでも買えることを知った41歳の夜（朝）。

上田は寒かった…
東京ではまだスーツで我慢できるが、
上田ではマフラーと手袋は必須である。
なのでコンビニで軍手を買ってしまった。
手袋買うのはケチってしまった。
つまらない大人になったもんだ。
15歳の自分からクレームがくるだろう。

そんな僕に駅前の真田幸村の銅像は優しく向かい入れてくれた。

大河ドラマの真田丸のミュージアムが上田城にある。
休日になると人がゴミのようだように溢れるらしいが、今日は平日。
スーツ姿で存分に堪能できた。
入館前に生ビールを飲んでしまったが（笑）

あと真田紐のストラップを手に入れた。
これは地味にうれしい。
そして真田神社で御朱印をもらった。
いいね！
もうFacebook上ではリア充だよ！
会社を休んでるだけど（笑）

紅葉の上田城はきれいだった。
第一次上田城合戦を思い出し、城内と城下をくまなく歩いた。
想像して楽しめた。

せっかく遠出したので、真田の里の真田温泉にも行った。
バスで30分。滞在時間は40分くらいかな。
露天風呂に入りながら真田昌幸、真田信繁、真田信幸が眺めただろう夜空を眺めた。
涙が出た。
だって女の子だもん…

400年経っても人の営みは変わらないのだ。
真田の里で温泉と空気を吸って癒やされた。

そして外の気温が4度の中、バス待ちして体が冷えた。
湯冷めした。
こりゃ明日も休むかも。

そんな思いを腹に抱えたまま駅前のそば屋で、
上田の地酒の福無量を熱燗で頂き、馬刺しを食べて、天ざるを食べた。

今日を振り返るとなんという日だったのか。
今日は真田記念日としよう。

そう決めた。
クレームは受け付ける。

スーパームーンよりモーニングムーンのほうがしっくりとくる。
そんな日だった。