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「この世界の片隅に」を観て [映画]

今年最高の映画を観た。余韻を壊したくないので、カラオケも飲みもやめて帰ることにした(たぶん)主演ののんが素晴らしい。というか他には適役はいないと思う。意外と途中まで泣かないで、ふーんと思ってたら、ラストシーンにかけて号泣…静かに積み上がってみたいだ。

凄いのは戦争を描いていること。それも客観的な一市民の視点を徹底的に。それ故に色々と考えさせされる。学校は今すぐにはだしのゲンなんて見せないでこれを見せるべし。この否定も肯定もふんわりとしているのだけど、しっかりと根がはったものがあってそれが心にしみる。

120分超えの上演時間だが、時間は全く気にならない。時計を気にする感覚はない。みんなあの時代の呉にいた錯覚を覚えるはず。そして画面に表示される昭和の日付を見せられるたびに歴史を知ってるが上にあの日が近いと知り、助からないことがわかってしまう悲劇。

アニメだが恐ろしいほどドキュメント。全ては観る側が否定か肯定かをすることになる。そして「この世界の片隅に」いてもいいんだと肯定すると思う。だから全ての人が愛おしく感じる。そして欠けたパーツを補う人を愛せるのだろう。胸がいっぱいになる。この映画は凄い。

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