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鬼の居ぬ間に「座敷童子−眠るは我が愛し子–」を観て [演劇]

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鬼の居ぬ間に【公式HP】
https://onino-inu-mani.jimdo.com
【あらすじ】
古くから貧しい寒村にとっては、子供は毒であり薬である。
七つを過ぎれば、良く働いて家に福を運んでくる。
しかし、育たないうちは毒である。
余り貧しくして、育つ算をつけられぬ幼子の此れを薬にする方法は、その子を祀ることにある。
祀り、その霊魂を神の使いとして即ち精霊として崇めれば、その家に福をもたらすと云う。

その村は貧しかった。
昼夜問わず働いて、やっと僅かばかりの米に在りつける。
一人子供が産まれても、食い扶持が増えるだけであり、貧しさに拍車がかかる。
まさに毒である。
しかし反面、薬にもなりえるのである。
世情に嘆き、道徳を嗤いながら、親たちは福を運ぶ薬を作り上げる。

せめて眠る愛し子は、その魂を全うしこの地に栄をもたらしてくれと願うのみ――。


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雰囲気たっぷりな古民家を会場とした公演。
夜見るとまた印象変わるかも。

最初から全てを表していたのだと気がつく子守唄。
そして人形。

毒にも薬にもなる幼き我が子。
ラストシーンの解釈で怖い話にも感動の話にもなる感じ。

そしてあのような話を100年前の日本では抱えていたのだと思うと
偽りの繁栄な現代と思う。


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