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クロムモリブデン「たまには海が泳げ!」を観て [演劇]

たまには海が泳げ!|クロムモリブデン
「夢のまた夢のまた夢は悪夢。」

五年前、有名子役の女の子(アロエ)が近所に住む同級生の父(坂口時男)に悪戯された。
坂口家の長男は自殺。次男(竜二)は、母(初音)から父親の犯罪を知らされずに育った。一方、被害者の母(スミレ)と姉(アネモネ)は彼女に起こった事件が夢か現実か撮影か分からない世界の出来事だったと彼女を誤魔化し続けて生きてきた。

その犯人の坂口がこの度、出所する。

ゴーストと名乗る男(ゴースト)から坂口の事件の真相を暴くことをお願いされた作家(先生)は編集者(須藤)と共に事件の真相に迫っていく。
一方、ピザ屋(早瀬)は真実のピザをこね、配達へと向かった先はー。

ここ数年で一番好きな演目かも。
ここ3、4年クロムに感じていた違和感の答えがこれだった。
このクロムを観たかったのだ!
面白かった。
ラストのループはいつまでも見たかった。
無情なカット。
心地よい夢はいつか覚めるのだ。

花戸さん綺麗でしたね。
あと相変わらず二代目手塚とおるも居て安心でした(笑)
奥田ワレタさんを久しぶりにクロムで見ましたが、やはり安定感ありますね。
森下さんの黒縁メガネも久しぶりに見たのかな。
気が付けば劇団員のみで少数な編成でしたが圧倒的でした。

この公演をもってクロムは活動休止となる。
恐らく、これがクロムという評価が多かった気がするが、
それが青木さん的にはずっと変化し続けたのに、
客は変わらないことを望んでたというギャップに絶望して、
活動休止になったのかなと思ったり。
でも歌舞伎に型があるように、クロムはずっと培った型が出来ていただけと思う。
そしてそれは私を虜にしていたのだ。
だから待つ。



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