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劇団青年座「ズベズダ -荒野より宙(そら)へ-」を観て [演劇]
劇団青年座 ズベズダ 2021
第二次世界大戦末期、アメリカとソ連による「生ける戦利品」として ドイツ人科学者の争奪戦が始まった。
ソ連は、1946年までに2万人を超える科学者とその家族を拉致し、 中でも利用価値の高かったロケット研究者たちを ゼーリガー湖の中の「ゴロドムリャ島」に強制収容し、 ナチスドイツの進んだ技術を吸収して秘密裏にロケット開発を進めた。
そして1957年、ついにソ連は初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げを成功させる。
これにより米ソの宇宙開発競争が幕を開けた。
1961年には初の有人宇宙飛行を成功させるなど開発競争は、 ソ連がアメリカをリードしていた。
しかし1962年のキューバ危機により状況は一変する……。
米ソ冷戦構造の中、技術力や経済力を示す役割を担っただけでなく、 自国のイデオロギーの正しさを世界に強く主張するために繰り広げられた宇宙開発競争。
ロケット開発にかけた科学者たちが夢見たものとは……。
セリフの端々に野木節っていうのを感じながら、
少しだけパラドックスなら誰がどの役かなと思った。
表舞台に立つ事もなくソ連の宇宙開発に邁進した男。
人の命より国家の威信が重かった時代。
夢を引き継ぐのはかつての敵国。
そして犬を飛ばし、人を飛ばし、核を飛ばす。技術の進化と共に。
上演時間は休憩入れて3時間。
共産圏は記念日に何かしたがるのは今も変わらず(笑)
考えたら私の生まれた時は東西ドイツでしたね。
舞台は円を描く通路があり、衛星のように科学者と政治家が回る。
もちろん政治に現場は振り回されるのは古今東西変わらずか。。
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