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ロデオ★座★ヘヴン『日本演劇総理大臣賞』を観て [演劇]

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【あらすじ】
昭和15年。
日本は中国と戦争状態にあり、3年が経とうとしていた。
時の政府は戦争に力を注ぐべく、国民を巻き込んだ総力体制を築き始める。
その動きは暮らしや文化活動にまで及んでいった。
翌年、昭和16年。
優れた演劇作品の戯曲に授与するべく演劇賞が創設される。
『日本演劇総理大臣賞』。
主催は内閣情報局。
政府は莫大な賞金と名誉という飴をちらつかせて、演劇を 国家に奉仕させようとした。
これはそんな時代の、ある演劇人たちの物語。

初演観てます。初演は演出家が柳井さんではなくて、別の人でしたよね。
劇中でも脚本家と演出家で場面の解釈が違うのがあったが、
今回の初演と再演でもそんな事を感じたり。
どちらが正しいとかなくて、それが表現性の違いなのでね。
初演と同じ演者さんは風格がより出てて、より作品にマッチしていたかな。

今回は余話を配信で見てるので、より記者と演出家が背負ってる背景を見れて、よかった。
警察官には腹立つなのだけど、彼も職務に忠実なだけで、仕方ないと思える位には私も歳をとった(笑)
百花さんが美しい座長で、体操時にパキパキなってたのはご愛嬌(笑)

初演はロデオが活動休止前で、台詞の数々が刺さったが、
再演でもロデオの活動再開なので、やっぱり台詞が刺さる。
つまり演劇全般の讃歌なのだよね。
表現の自由から解き放たれたが、
次は物価高と若手演劇の人口減と新しい戦いがあるが、勝つと信じたい。

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鵺的「天使の群像」を観て [演劇]

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かつて学校が嫌いだった道原さとみは、成り行きで教員免許を取得していた。
小さな商社に勤務していた彼女は倒産の憂き目に遭い、就職難から公立高校に臨時の教職を得ることに。
そこで目にしたのは、あの頃とは少し変わったように感じられる学校の空気と、変わらず社会の歪みを背負わされるかのように存在しているさまざまな生徒たちの姿で……。

2時間半。
なんというものを目撃してしまったのか…
物語とは言え、教師って昔のIT業界より過酷ですね…
IT業界はデスマーチって最近ないので、今の教師が対面してる様々な問題見ると教師になろうなんて、
天使かよと思いますわ…
最初のシーンと最後のシーンでやられたわ…
輪廻なのかな。

団塊の世代、団塊ジュニア世代の昭和世代が消えれば、セクハラもパワハラも消えるのでしょう。
建前だけの世界になりますが、それって米国や欧州と同じになるので、よいのかな。
個人を尊重すれば無責任となり、介入すれば強要と言われる。
なんだこの無限地獄は。。

親の愛、先生の愛、躾、教育。
社会が国が親が先生が誰が教えるのか?
誰もが発信出来るが、その切取りに、文脈はなく、一面だけ。
体罰も行き過ぎた指導もイジメも良くないが、もう何していいかわからないですね。
全部AIに任せる日が近いかも。

ステージ上の壁が鏡ばりになっており、さらに床も壁も水平でなくて、
斜めに傾いていて不安定になっている。
そこに様々な立場の先生、様々な生徒が一緒になっていて、
劇中で指摘のあったような水槽なようになっている。

予備校講師の林先生が小中の同級生なんてクソだと言っていましたが、
まぁ性質も知識もバラバラの子供がただ地区が同じだからと一緒にすれば、
軋轢が生まれるよねと思い出した。

私も学校が嫌いだった。
社会人になってからの方が生きやすくなった。
あの空間はなんだったと思う。
が故に、社会人になってから外洋を知り、思想もない、
さとみ先生が生徒を救う聖職者になって欲しい。
それは茨の道だけど。。

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青☆組 『十二月八日』を観て [演劇]

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舞台は東京。
日米開戦のその日、女達はいかに生きたのか。
太宰治の短編小説を、吉田小夏が瑞々しく大胆に翻案。
昭和十六年から 80 年の時を経た令和五年の十二月に、新作群像劇として上演する。

私的に本公演は2017年の「グランパと赤い塔」以来の青☆組の公演でした。
(2021年の『ぞうれっしゃがやってきた』を本公演としなければね)

太宰治を原作としているが、太宰治の言葉なのか、吉田小夏さんの言葉か分からないが、
冬のような凛とした美しさがあり、市井の生活に忍び寄る陰を表してた。

突然のラジオから聞こえる開戦の知らせ。
それは今のSNSで入ってくる紛争ニュースの様。
だからと言ってすぐに今の生活が変わらない。
だけど段々と生活が変わっていく様が露わになるのだけど、
それが逆に怖さを感じさせる。
そんな中でささやかな楽しみや苦悩が愛おしくなる。

日本は勝っていると放送では聞こえ、
皆お国のためと頑張る。
それは銃後の世界、まだ前線ではないから(空襲がない頃)。
そんな中で既に旦那さんが支那戦線で亡くなっている奥さんがいる。
死んだ旦那さんは英雄でもなく花が散るように亡くなった。
それでも日常が続いていき、庭の花はまた咲くのだ。

やっぱり青☆組の劇は好きだなぁと改めて認識。
そして平和である意味を考える。
物語と同じ十二月に観れたことを感謝。

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歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第二部「爪王」「俵星玄蕃」を観て [演劇]

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1年ぶりの歌舞伎座。

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講談が原作の「俵星玄蕃」が目当てです。

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前回は生まれて初めての歌舞伎だったので1階席の前から2列目を奮発しましたが、
今回は節約で3階席の5500の席にしました。
花道がギリギリ見れるかなという席でした。

今回も音声ガイドを借りますが、新しい耳スピというイヤホンにしました!
これは耳穴にイヤホンを入れず、耳上部にスピーカーを当てて音漏れをかき消す仕組みのイヤホンとの事。
確かに舞台の音が全部聞こえるので良いかも。片耳で聞くと聞こえないですからね。

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「爪王」
勘九郎と七之助が狐と鷹となって争う物語。
狐の滑稽な動きと鷹の気品のある動きと
シンプルながら二人の舞の様な闘いが美しかった。
特にラストで鷹が勝って舞うところは凄かった。

「俵星玄蕃」
所々に赤穂義士銘々伝で聞いた事ある人物名が聞こえると上がりますね!
あいつはあの時の話で活躍したよねと。
敵か味方か?俵星玄蕃がどうなるのか!?
気になりましたが、ラストでの大立ち回りは迫力があった。
いつか歌舞伎で赤穂義士本伝を観たいですね。

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JACROW「闇の将軍」四部作をぶっ通しで観て [演劇]

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第1話『夕闇、山を越える』
第2話『宵闇、街に登る』
第3話『常闇、世を照らす』
第0話『やみのおふくろ』
という「闇の将軍」四部作を1日で、
ぶっ通しで観ました!
13時〜21時20分まで。
お尻がぶっ壊れた!壊し屋だ(笑)
でも、ずっと観劇出来た自分を褒めたい!

演る方も観る方も特別な日(田中角栄さんの命日)に、
1人の政治家がかけ登り、登頂して、落ちていく様を目撃した。
もし異世界転生モノの様に現代に角さんが居たら、どうなったかな?
SNSで佐渡島と陸続きなんてあなたの感想ですよね?と、演説の内容に根拠がないとかとか炎上するのかな?

政治家が多くと語らなくなったのは、マスコミも悪いが、国民も悪いのかも。
いつから揚げ足取りばかりになったのよ。
もちろん政治家も不正行為が根本原因にあるが。。
今作品のロッキード事件から始まり、リクルート事件、今のパーティ券のキックバックと歴史は繰り返す。

お尻がぶっ壊れかも(笑)お風呂で尻をマッサージしないと(^^;;
でもぶっ通しを完走した満足感が凄い!
テレビ東京の12時間時代劇を見た様な感じ。
毎年やって欲しい。

あと大阪万博で昭和館を作って、劇団チョコレートケーキの戦争六篇、パラドックス定数の東京裁判、JACROWの『廻る礎』、「闇の将軍」四部作を、毎日1作品を期間中に上演してもよいのでは!
これはレガシーだ!

あんな凄いものを見せてもらったのに、メルマガのキャッシュバックをもらってしまったのは、
ちょっと裏金に手を染めたような感じがする(^^;;
まぁこれは角さんから貰ったと思う事にする。

第0話『やみのおふくろ』(初演2018年/再演2018年)
上演時間:約20分
昭和21年、角栄は知人の誘いに乗り、国政選挙に出馬するも落選する。
いらだつ角栄に母親フメは「なぜ政治家になりたいのか」問いかけるものの角栄は答えることができない。
これはまだ政治家になる前の若き角栄とフメの短編劇である。すべてはここからはじまる・・・

全ての始まりの物語。
おふくろさんの語る言葉が予言となってる。
守った時はよく、守らなかった時は…
ぶっ通しで観たので、確かにあれを数時間前に見たのかと、
過去の思い出を思い出す擬似体験出来たかも(笑)


第1話『夕闇、山を越える』(初演2016年/再演2018年/再々演2020年)
上演時間:約1時間50分/(拡大版)の場合は2時間10分
昭和32年、岸信介総理が誕生。男たちは次の総理の座を目指し派閥を結成する。
岸信介、池田勇人、佐藤栄作は今もっとも若手で勢いのある田中角栄を自派内に取り込むべき男として誘うのだった。
盟友である大平正芳の誘い、愛人辻和子の想いが交差し、やがて角栄はある決断をする・・・

この時の派閥が脈々と現代も系譜があるのを見ると何も変わってないのねと思いつつ、
数は力であり、政治も数と改めて思う。
各陣営を向こうに回して立ち回るも、最後は義理を通すのはおふくろさんの力か。
初演から見てるが何度観ても面白い。

第2話『宵闇、街に登る』(初演2018年/再演2020年)
上演時間:約1時間55分
昭和46年、角栄は総理大臣への野望を自覚していた。
しかし現総理である佐藤栄作は実兄岸信介の意向により福田赳夫に禅譲することを決めていた。
角栄と福田、どちらの政治思想が世の中を動かすのか、思想と金が飛び交う史上最大の「戦争」の火ぶたが切って落とされた・・・

遂に頂点に昇り詰める角さん。
角さんのクーデターを間近に見てたんだよね。竹下登は…
あと元帥が元気!以前にも増して大きい(笑)
JACROWのTwitterのスペースで菅野さんのコメントを聞いていたので、
元帥が考えたら帝国議会からの議員なのだから大物なんだよねと改めて認識。
栄ちゃんの新聞嫌いは現代でSNSがあればね。
歴史が変わった?

李香蘭とか彼女も調べると一代記描けそう。
3時のあなたは記憶にないけど、山口淑子の次は扇千景とか政治家枠だったのかしらね。
角福戦争の約束反故は今の時代もあるよね。
ノーサイドなんて嘘ですから(笑)
第2話の『宵闇、街に登る』って、スターウォーズの帝国の逆襲ポジションだと思ってる。
ラストの竹下登の姿を見ると特にね。

第3話『常闇、世を照らす』(初演2020年)
上演時間:約2時間15分
昭和51年、角栄はロッキード事件で糾弾され、自民党を離党する。
それでも新潟選挙区民はトップ当選というエールを送り続ける。
勢い、裏で政治を操るようになり、「闇将軍」が誕生。
やがて、竹下登をはじめとする若手たちがそのことに不満を募らせるようになり・・・

田中真紀子の妾や愛人達への仕打ちはないわ…と思うが、
彼女からしたら自分の母親を苦しめた元凶なのだから、仕方ないのかと思いつつ…
そんな彼女も角さんが獲得した22万票から5万票で父の命日に比例復活もなく落選したのだった…
(中選挙区と小選挙区の違いはあるが)

竹下登に反旗を翻されて、
さらにその後に小沢一郎も竹下登に反旗をと繰り返して政権交代して自民政治をぶっ壊したが、
また自民政治に戻り、ロッキードではないが、また政治と金の問題が発生してる。
なんだ?このループは?
栄ちゃんに反旗を翻した時は、栄ちゃんは憤って終わった。
同じ構図で角さんが竹下に反旗を翻された時は、同じように憤ったが、
その後に餞別を渡すのは、角さんだなぁと思う。
だからこそ人がついてきたのだと。
その寛容さが真紀子にはなかったのだが。

真紀子の演説を温かい目で見守る角さん。
盟友の大平さん、元帥を失って、田中派もなくなって、闇に消えていく。
世を照らした光は何だったのか?

政治家の言葉に夢を見たい。そんな時代になって欲しい。
違いは分からないが初演の時より見やすくなった気がする。
圧巻だった。

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各回約60分の休憩を挟む間に、フォロワーさんが笹だんごの画像をあげていて、
いいなぁと思っていたら、たまたまスタバに行く途中に見つけました。
闇将軍のおふくろさんが持たせてくれた笹だんご!ではなくて、
パンダ印の笹だんごです。
食べるのが楽しみ。

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ぶっ通し観劇後の池袋はクリスマス色でした。
角さんが思い描いた日本になっているのでしょうか?
この光は全国でも同じなんでしょうか。裏日本でも。

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「無駄な抵抗」を観て [演劇]

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イキウメとは違うが匂いはプンプンとする。
止まらない駅。
それは人生のような。
止まる時は何の時か?
呪いの言葉は予言で、留まっていたのは無駄な抵抗だったのか?
巡る因縁の輪廻は環状線のように続く。

止まる駅が壊れる事で、その輪は絶たれたのかな。
面白かった(^^)

あの糾弾していくシーンはネットの炎上みたいに見えた。
結局、無駄な抵抗なんだよね。
でもそんな抵抗が事故を起こす事もある。
様々な現代の風刺もあって、この作品自体が無駄な抵抗にもなってる気がした。

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ムシラセ『つやつやのやつ』『ファンファンファンファーレ!』を観て [演劇]

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『つやつやのやつ』
同期が死んだ。
周りの中で⼀番最初にテレビに出て、⼀番最初に賞を取って、⼀番最初に売れた芸⼈だった。
仲は良かった筈なのに、なんだか涙は出ない。
正直、今俺はそれどころではない。
隣にいる⾃分の相⽅がポンコツを超えてそもそもお笑いに向いていない。
俺が売れない原因は多分、いや 100%コイツのせいだと思う。 今⽇こそ解散を切り出したいのに、邪魔ばかり⼊る。
師匠も後輩も元カノも、いいから黙れ。
頼むから、ちゃんと悲しませてくれよ。
通夜の夜、何かになりたいけどまだなれない、芸⼈たちのお話。

『ファンファンファンファーレ!』
推しが死んだ。
駆け出しから売れるまでを⾒守った、お笑いという世界を教えてくれた芸⼈だった。
⼤好きだったから、涙しか出ない…
はずなのに、今のあたしはそれどころではない。
隣にいる友達が、空気を読めていない。
あんたの推しは死んでないとはいえ、振る舞いというものがあるだろう。
いまいち深刻になりきらない原因は多分、この⼦のせいだと思う。
今⽇こそちゃんと吹っ切れたいのに邪魔ばっかり⼊る。
いじわるな劇場スタッフも、芸⼈志望の変な⼥⼦⾼⽣も、いいから黙って。
お願いだから、ちゃんと悲しませてよ。
⼀周忌の楽屋裏、夢と現実をみる、出待ちの⼥の⼦たちのお話。

ムシラセは気になってた劇団でようやく土曜に初めての観劇。
よかった。
「つやつやのやつ」が短編で先に誕生したというので、
これだけでも楽しかったが、「ファンファンファンファーレ!」が加わる事で見える景色がグッと広がる。

「つやつやのやつ」
カブキ姐さん好きになってしまうわ(笑)
芸人と劇団は違うかもしれないが、先日解散した第27班の佐藤さんを通して見るのもなんかくるものがあった。
あとウィスパーさん演じるインコさんも芸人でコンビだったと聞くと全ての芸人が通る道の話なんだなぁと。

プロ彼女さんの内角をえぐるストレートの鋭いこと(笑)
中堅だけでなく、ベテランも抱えるもの。売れたものも。
隣の芝は艶々に見えるのか!?


『ファンファンファンファーレ!』
「つやつやのやつ」の後日談な物語。
推しとは?推してるようで、実は押されてる。
生きることを。
その支えを失った者の再生譚であり、推しへの想いって友情と同じかもしれない。
観てて泣いてしまった。
尊いものを観てしまったようです。

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劇団チョコレートケーキ『ブラウン管より愛をこめて -宇宙人と異邦人-』を観て [演劇]

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1990年、バブル景気に沸く日本。
特撮ヒーローものを制作する会社の企画室。
20代30代の若手クリエイターを中心に番組の脚本会議が行われている。
少年時代、特撮巨大ヒーローのシリーズに熱中した経験のある彼らは、自分たちの仕事が所詮は過去の名作の焼き直しに過ぎないことに忸怩たるもの感じながらも、半ば先行の名作の後追いになるのは仕方ないとあきらめている。
そこには、本来は大人向けの番組を作りたいという屈折した思いもある。

そんな覇気のない会議の中で、一人の脚本家があるシリーズで放送された異色エピソードを話題にする……

タイムリーに胸糞悪い特撮まとめで帰ってきたウルトラマンの怪獣使いと少年を知ってたのでこれか!と納得。
そして劇チョコとしても軍人が一人も出ないという異色の作品だったと思う(笑)
面白かった!
劇中劇もよかった。

私達の中に気が付かない内に怪獣がおり、それは見える人だけに牙剥いて襲っている。
無意識に。
凄く考えさせる物語。

作品作りのプライドが垣間見えてお仕事ものとしても面白かった。
最前列から見たが次は後ろから見たい。

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イキウメ「人魂を届けに」大阪公演を観て [演劇]

イキウメWeb

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坂本真綾さんの大阪公演で大阪来たので、
東京公演で観たイキウメをもう一度観たくて、
イキウメの当日券を(σ゚∇゚)σゲッツ!!
当日券で見切れ席だなぁと思って最後尾に行くも指定の席がない!?
なんと最前列だった!
席の下が空いてるので助かった。遠征の荷物なので大きかったので。
コインロッカーない劇場なのね。この席は母役をガン見出来るな。

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フォロワーさんに教えてもらった禁断のコーヒー。
イキウメは真っ暗になるので、疲れた魂にはカフェインが必要なのだよ。

最前列の端っこで観劇。
気持ち的にはサンモールスタジオで観てた頃を思い出す。
東京公演を1回観ており、その時は状況理解や関係性を考えるのに必死になってしまったので、
今回は感じる事を主にして見た。
そうなんだよね。
あなたの私の魂の話なんだよ。
より腑に落ちた。

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JACROW「焔~ほむら~」を観て [演劇]

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次回公演 - JACROW Official WebSite
『焔~ほむら~』(初演2018年)
劇作家協会新人戯曲賞最終候補
上演時間:約1時間55分
あらすじ:イチバ自動車は、電気自動車「アイレ」の開発に社運を賭けていた。
グローバルで激化する開発競争を背景に、今より性能を上げたバッテリー開発を下請けであるカワマツエナジーに依頼する。
厳しい要求を受けたカワマツ真野はある判断をするのだった・・・

2018年の初演観てます。
あれから5年経ち、演者達の年齢と実力が高まったからなのか、この再演とてもよかった!
コメディ部分は笑えますが、他が笑えない…忖度の構図が…

私の前社の上司がメールで指示を残さず必ず電話で、こちらにウンと言わす感じだったので、
実態のない命令がよく再現されてて、観ていて心苦しくなりつつ、
ラストの真野と立実の種火の行方が気になりました。
そして残った張本も。
心の焔を絶やさず何処まで行けるのか?
かつて焔があった野中が立場が変わった途端に、焔が消えた様になるのか?

真野と先山のやりとりも見応えあった。
わたし、今は発注側にいるけど、改めて結構キツい要求してるよなぁと。
来月からは受注側になりますが。

エナジー側の部長と課長補佐はムカつく、特に課長補佐に(笑)
それだけ上手いって事なんでしょうが、もし自分が課長の立場なら、
彼の靴に毎日一滴ずつ電池の原料垂らしますね(犯罪だろ)
でもこの理不尽さが「会社」何ですよね。
どんな組織にもあるのでしょうが。明日から頑張ろう!

カワマツエナジーの方言が、初演の時に強いなぁと思ってましたが、
今回はとても自然で気になりませんでした。

面白いのは時代が良い方に変わったからでしょうか、
今は某上場IT企業で働いてますが、
「ざくろのような」であった、働かないおじさんや
マタハラ、セクハラ、パワハラは大分なくなったと思いますね。
2015年から進化したということでしょうか。
では「焔」であった、育児への理解や下請けへの負担は?というと
時短や育休は大分理解が進んだ気がします。
あとは下請けへの構図は変わらずという感じです。
2018年から進化せず。。

早く「焔」の世界観も一昔前だよねと言う日が来て欲しいものです。
それまで僕の心の中の「焔」が消えないことを祈ります(笑)


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