荷物を床に置かないでねと言っても、床に置いてる人は一人はいる。
そんな人達ばかりの街の物語。

毒島リカ役の沈さんあんなに怖いのも出来るのね…
いつもニコニコしてるような役な印象なのでね。

それにしても全体的に脱力な感じなんだけど、芯の怖さがある物語でした。

百手役の安東さんが変なリアリティがあってよかった。
絶対にありえない職業と性癖の組合せなんだけど、
なんか説得力が凄くあって、あっこんな人なんだと腑に落ちる(笑)

落ち始めたらスパイラルになって行くんだけど、まぁ落ちるしかないよね。
這い上がるのは大変。

緩やかな落ち方、激しい落ち方、
チンピラから本職になっても結果的に落ちてるからね。闇の深い方に。

警察の犬飼とリカのやり合い。
そして犬飼と鈴井のやり合い。
今の立場なら全く気にしなくていいのに、
地方都市の人間関係のヒエラルキー(高校の部活の先輩後輩)を引きずるのが、
真の怖さなのか。

そこにコンちゃんも入ってるけど、猫みたいなポジションで上手くやってる。
そして、星秀実さんのトキコが酷い(笑)
物語が丸く収まるってところで、あの情報バラすかね。
そして、真の落ち組であり、地方のヒエラルキー外のハナがスパイラルを壊すのか?

この街が本当に怖くなるのは10年後に、モモちゃんが成長した後かな。
悪意のない自覚の無い悪魔となるのが。。

それにしても全員がよかった。
そして屋敷興業ととある世界と繋がってるのね。

面白かった。
前日譚も観たいね。
親達の世代の話もありかも。



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