風琴工房 penalty killing

評価は、星4つです。
★★★★☆


ネタバレです(笑)
会場に入った瞬間パニックになりました(笑)
ここはアイスリンク?かと。

舞台の真ん中にリンクがあり、
両サイドに観客席が合って、
よくアイスホッケーでみる壁が壁にあり、
柵もあります。
そして、電光掲示板が二つ天井からぶら下がっています。

これが凄くて、
ちゃんと文字が映ります(当たり前だw)
選手入場時には顔写真とか映って試合の感じが凄く出てました。

最初に劇中の用語を解説するシーンがあります。
これは蛇足と思う人も居るでしょうが、
これがあるなしだと随分物語の理解が違うかなと。
確かにチラシの中に用語集を入れれば一緒かもしれませんが、
読まない人が居る可能性を考えたら、
劇中で説明しちゃうのが一番ですよね。

新人、中堅、天才、ベテランと、
チームの最低期から現在まで、
苦労を知るもの、知らないもの。
現状を甘んじるもの、上を目指すもの。

チーム内のギクシャクと、
人間ドラマがどっぷりあり、
ベテラン中心選手の引退試合とプレーオフ進出を賭けた試合を迎える。
これほど燃える展開があるだろうか。

そして今まで出てこなかった相手チームが登場するが、
これまた凄さを感じるパフォーマンス。
強敵だ。

アイスホッケーを演劇でどう表現するのか?
と思っていましたが、
思った以上にアイスホッケーを感じました。
演劇でこの熱量なら、実際の試合はとんでもなく興奮するだろうなと思った次第で。
(今年はサッカーとアイスホッケーの試合を見に行こうかな。あと野球ね。)

自分の年代的にはやはり、
ベテラン勢に感情移入しちゃいますよね。
バトンをどうやって渡していくのか。

もういっちょやるか!
という勇気を貰える舞台でした。