1990年、バブル景気に沸く日本。

特撮ヒーローものを制作する会社の企画室。

20代30代の若手クリエイターを中心に番組の脚本会議が行われている。

少年時代、特撮巨大ヒーローのシリーズに熱中した経験のある彼らは、自分たちの仕事が所詮は過去の名作の焼き直しに過ぎないことに忸怩たるもの感じながらも、半ば先行の名作の後追いになるのは仕方ないとあきらめている。

そこには、本来は大人向けの番組を作りたいという屈折した思いもある。



そんな覇気のない会議の中で、一人の脚本家があるシリーズで放送された異色エピソードを話題にする……

タイムリーに胸糞悪い特撮まとめで帰ってきたウルトラマンの怪獣使いと少年を知ってたのでこれか!と納得。
そして劇チョコとしても軍人が一人も出ないという異色の作品だったと思う(笑)
面白かった!
劇中劇もよかった。

私達の中に気が付かない内に怪獣がおり、それは見える人だけに牙剥いて襲っている。
無意識に。
凄く考えさせる物語。

作品作りのプライドが垣間見えてお仕事ものとしても面白かった。
最前列から見たが次は後ろから見たい。


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