【あらすじ】

昭和15年。
日本は中国と戦争状態にあり、3年が経とうとしていた。
時の政府は戦争に力を注ぐべく、国民を巻き込んだ総力体制を築き始める。
その動きは暮らしや文化活動にまで及んでいった。
翌年、昭和16年。
優れた演劇作品の戯曲に授与するべく演劇賞が創設される。
『日本演劇総理大臣賞』。
主催は内閣情報局。
政府は莫大な賞金と名誉という飴をちらつかせて、演劇を 国家に奉仕させようとした。
これはそんな時代の、ある演劇人たちの物語。

初演観てます。初演は演出家が柳井さんではなくて、別の人でしたよね。
劇中でも脚本家と演出家で場面の解釈が違うのがあったが、
今回の初演と再演でもそんな事を感じたり。
どちらが正しいとかなくて、それが表現性の違いなのでね。
初演と同じ演者さんは風格がより出てて、より作品にマッチしていたかな。

今回は余話を配信で見てるので、より記者と演出家が背負ってる背景を見れて、よかった。
警察官には腹立つなのだけど、彼も職務に忠実なだけで、仕方ないと思える位には私も歳をとった(笑)
百花さんが美しい座長で、体操時にパキパキなってたのはご愛嬌(笑)

初演はロデオが活動休止前で、台詞の数々が刺さったが、
再演でもロデオの活動再開なので、やっぱり台詞が刺さる。
つまり演劇全般の讃歌なのだよね。
表現の自由から解き放たれたが、
次は物価高と若手演劇の人口減と新しい戦いがあるが、勝つと信じたい。


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