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「PW PRISONER OF WAR」を観て [演劇]

IMG_0370.jpg
演劇企画集団 THE・ガジラ
「PW PRISONER OF WAR」
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/pw/top.html
昭和21年8月、港で女性の水死体が発見された。
殺害容疑で逮捕されたのは
敗戦直後のフィリピンで捕虜となった過去を持つ男
いわゆるPWだった。
他殺か自殺か、彼を執拗にまで追い詰める刑事。
そして、その刑事にも意外な過去が…。
舞台は留置所からフィリピンのレイテ島、
そして事件当日へと錯綜していく。

評価は、星4つです。
★★★★☆

tsumazuki no ishiの寺十吾を目当てで、見に行きました。
以前、観た「Nf3 Nf6」で捕虜役を演じていて、
今回も同様の役ということで、
またあの悲しげな演技を観たかったからです。

2時間の緊迫した舞台でした。
出演者は、一回舞台に出ると袖にはけることはありません。
そのまま舞台に居続けます。
そして、笑いも一切無い、壮絶な物語が語られていきます。

戦争で死ぬのも地獄。
生き残るのも地獄。
残されるのも地獄。

死にきれなかった容疑者と刑事。

ラストに容疑者と刑事のそれぞれの事情の結末が、
語られる時に、誰も救われない現実がそこにありました。

それにしても凄かった。
捕虜同士のリンチや刑事の尋問とか
迫力ありました。
そりゃ演じた後のロビーに出ていた、
うじきつよしさんとかアイシングしているわけです。

そして、初めて舞台で吐瀉物を吐く演出観ました。。
観劇後は、痛いという思いしかありませんでした。
体の痛みと心の痛み。

最後の寺十吾の独白が心に残ります。
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