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『さよならノーチラス号』を観て [演劇]

写真25.jpg
演劇集団キャラメルボックス2009オータムツアー
『さよならノーチラス号』
http://www.caramelbox.com/stage/nautilus2009/index.html
【あらすじ】
新人作家の星野タケシは、作家専業になることを決意。
会社を辞めて、都内にマンションを買った。
引っ越しの日、編集者の森真弓が手伝いに来る。
真弓がダンボールを閉じようとして、ふと中を覗いてみると、
ブリキでできた潜水艦が入っていた。
「これは何?」。真弓の問いに、タケシが語り出す。
15年前の夏、小学6年のタケシは、不思議な犬に出会った。
名前はサブリナ。人の言葉が話せる犬だった……。

評価は、星4つです。
★★★★☆

初演も観たことを思い出しました。
初演の時は、正直つまらないと思いました。
上川隆也さんを目当てで見に行ったのですが、
いつものキャラメルらしいアクションも少ないし、
退屈な物語だと、20代の私は感じた訳です。

再演の今回は、非常に面白かったです。
それは、感情移入がしやすかったからだと思います。
20代の私では、タケシの思いは遠く、
勇也の思いも遠く、どっちつかずで、
感情移入が出来ませんでした。
30代では、勇也側の大人の理論に、
感情移入出来たので、非常に物語に集中できました。

勇也の台詞の
『世の中に取り返しのつかないことなんか一つもない』
というのがあります。
20代の私には、( ゚Д゚)ポカーンでしたが、
30代の私には、その通りだと納得できたんですよね。
少しは、世の中が分かったのかなと。ちょっとうれしい。。

タケシは、初演は西川さんが演じましたが、
今回は、多田さんが演じました。
30代の西川さんが、少年を演じるのは、
多少無理があったので、20代の多田さんの演じるタケシの
初々しさがまぶしかったです。

客演の久保さんが演じる父親のはじけぶりに、
爆笑しました。
あと、もう一人の客演の森下さんが、
勇也とは対照的な弁護士の兄をうまく演じていて、
よかったですね。
いつもの大内さんが演じる知的な役と、
ちょっとかぶるのですが、
何か弱い感じが出ていて、よかったです。

私としては、この再演は非常に良かったです。
さて、次の再演はいつでしょうかね?
また10年後ですかね。
たのしみです。
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