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Sun-mallstudio produce × The Stone Age ブライアント『30才になった少年A』を観劇 [演劇]

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Sun-mallstudio produce × The Stone Age ブライアント
『30才になった少年A』
http://www.sun-mallstudio.com/syonen-a.htm
【あらすじ】
~遠い日の犯罪と向かい合う男の物語~
舞台は冬の新聞販売店。かつて少年Aと呼ばれた男は、その店でひっそりと30才になっていた。
あれから16年。
日々黙々と新聞配達をしながら、男は人知れず“ある希望”を見出し始めていた。
その希望を持ち続けさえすれば、罪を清算できると信じてー。

評価は、星4つです。
★★★★☆

新聞販売店の1階と2階の少年Aの住み込み部屋が、
舞台セットとしてありました。
少年Aの部屋には漫画がびっしりと棚に埋まっています。

30才になった少年Aは、
地元近くの新聞販売店で、通信制の高校に通い、
漫画を書いて潜んでいました。

新聞販売店は訳ありの従業員を受けいれているようで、
隣人は猥褻罪を犯した人物。

漫画を書き上げて出版社へ持ち込み、
かつての友への鎮魂と自分の夢を実現しようとする少年A。

そこに現れたかつての担任。
段々と歯車が崩れていきます。

かつての猥褻罪は幼女でなく大人の恋人を愛し、
恋人の風俗の過去を許し許される。
しかし少年Aの殺人罪は許されない。
罪に違いはあるのか?

漫画のようにキレイな終わりはない。
終わらないのだ。
それは教師を辞めた元担任も、
少年Aの件がバレて経営が危険になった新聞販売店店長も。

全ては延長上に存在している。
それを絶つには線を絶つしかない。
漫画の最後のページを破くように。。

ラストシーンで泣きながら漫画を書く少年Aが
やるせないです。

登場人物達がみんなやるせないんですよね。
結局、「普通」ではない。
それでも同じ「普通」でない少年Aを受け入れない。
それがまた悲しい現実。
だからこそ漫画に希望を持った。
だがそれが原因で罪を犯した。
(14歳の時に漫画を馬鹿にした友だちを殺した)

やるせない。

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