「SEのフシギな生態」 著者：きたみりゅうじ を読んで

Amazon.co.jp：SEのフシギな生態―失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条幻冬舎文庫: 本
アホな上司に振り回され、おバカな部下には泣かされる。外注業者は駄々をこね、クライアントは無茶を言う。
「いい加減にしてくれよ…」そう言いたい気持ちをグッとこらえ、徹夜してでも納期を守る仕事人。
日本経済を陰で支える縁の下の力持ち・システムエンジニアの舞台裏を描いた爆笑コミックエッセイ。
就職・転職に効くノウハウも満載。

非常に現実に即したノウハウ本です。
よく雑誌にあるノウハウ記事よりも現場でデスマに遭遇した
事のある筆者の言葉の方が10倍は重みがあり、
時には苦笑しながら読めました。
よくある話です。これからSE業に入る人達は読んだ方が
よいです。

『営業はシステムのことを知らない、開発は営業という仕事を知らない、
その溝を埋めてトラブルを防ぐには、事前に意識合わせを行っておくことが
重要と心得よ』
これは弊社でよくあるトラブルです。
弊社は見積もりをやっても営業のフィルターがかかり、
結局、最小の人員で最高のパフォーマンスを出すしかない、
状態の仕事をとってくるので、いつでもデスマです。
それは利益を出さねばならないのは分かりますが、
薄利多売でいいじゃないかと思うのですが、
社長の営業に課すノルマが悪いんだと思います。

『徹夜は決して万能薬にあらず。徹夜によって生じるミスもあり、
実は労力のわりに報われないのが徹夜なのだと心得よ』
そうですね。周りに忙しい大変だとアピールは出来ますが、
これも1回だけの魔法ですね。
連続すると比例して威力が落ち、自分に返ってきます。
でも、しちゃうんですよね。1日（8時間として）やると24時間ですから、
3日分は仕事を短縮出来るという計算になりますからね。

『自己申告を信じるな。証拠なしで鵜呑みにするのは、
全トラブルが我が身に降りかかるものと知れ！』
管理する側としては、申告を信じた方が楽なんですが、
進捗なんて数字の世界なので、進捗管理にある数字に、
騙されちゃいますよね。
ちょっと試しに90%完成の画面を操作したら、
エラーだらけ本当に90%完成しているのかと、
担当者にいえば、残りの10%がメイン処理の為に
まだ動かないというが、
その10%に90%にかけた以上工数がかかっていて、
それじゃ数字を誤魔化して入力していただろうと
正直思ってしまう。
難しいものです。

【楽天市場】楽天ブックス

SEのフシギな生態

「女子大生会計士の事件簿ＤＸ３ 神様のゲームセンター」 著者：山田真哉 を読んで

『女子大生会計士の事件簿ＤＸ３ 神様のゲームセンター』
『事件簿３』に、文芸誌『ザ・スニーカー』掲載の「神様のゲームセンター」を追加。
減損会計、システム監査、除却とキックバックなどの監査の裏で、
プリンスの純愛やカッキーのむくわれない愛が炸裂（？）。
「不正・粉飾決算摘発マニュアル」付き！

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか？」著者の作品です。
さおだけ屋は読んでいませんが、
女子大生会計士シリーズは全巻読んでいます。
今回は、毛色が違う作品が収められています。
表題にもなっている「神様のゲームセンター事件」です。
この作品は、スニーカーに掲載されたそうで、
いつもは台詞が中心のこのシリーズですが、
この作品は、ちゃんと描写が入っています。
話の内容もちょっとぐっとくる内容で、感動してしまいました。

これを読んでから、
ライブドアの本体の会計の粉飾というニュースを聞くと、
「鏡を割ったのは誰だ！事件」の伝えたい内容が、
非常に分かりました。

会計は企業の鏡である。鏡がきちんと映し出すことで、
会社も株主も事業をきちんと把握できる。
その鏡を割った時点で、
会社自身も今の状態が分からなくなるという非常に
タイムリーな話題とリンクした話でした。
ライブドア自体の売り上げがポータルの広告料でなく、
株式の売買の利益だったとはね。
実際は、中小企業だったということでしょうね。
でも、鏡を割った時点で、自社を大企業と錯覚させることを
メインとして、本当の実態が見えなくなっていたんでしょうね。

【楽天市場】楽天ブックス

女子大生会計士の事件簿（DX．3）

JAVA PRESS休刊へ

JAVA PRESS
http://www.gihyo.co.jp/magazines/javapress

Javaの技術系雑誌の草分けのJAVA PRESSが、
休刊になるそうです。
次刊のVol.47をもって不定期刊行になるとのこと。

実に悲しいです。
ネットが発達し、情報を雑誌や本でなく、
ネットで拾うことが多いのは確かですが、
深く突っ込んだ話や、開発に役に立つ記事が多く、
非常に仕事に役に立っていました。

私は1年目の時にVol.8から買い始め、
今も定期購読しています。
過去の分は技術的に古くなってしまった記事があるので、
処分してしまいましたが、
今思えば、とっておくかオークションに出して、
必要としている人に渡すべきだったかなと思います。

もう購読して、7年になるわけですが、
今後も不定期刊行になっても買い続け、
応援したいと思っています。
今は、C#を開発に使っていますが、
やっぱりJavaが好きなんだなぁ自分はと、
再認識した出来事でした。

「俺たちのR25時代」 を読んで

R25に連載されているインタビュー「～つきぬけた瞬間」が
1冊の本になりました。
R25世代（25～34歳）に向けたメッセージと
著名人達のR25世代の頃を語ってくれます。

総じていえるのは、貪欲であったこと。
それにつきると思います。
彼らはみんな必ず何かに向けてチャレンジし、
現状に満足せず上を目指していました。

下流社会といわれているR25世代とは
対極に位置しています。

では自分はどうかというと、
やはり現状に甘んじています。
上を目指すことは大変ですが、
少しでも現状を打破しようと行動しようと思いました。

何か刺激が欲しい方は、
読むと心に灯るものがあると思います。

【楽天市場】楽天ブックス

俺たちのR25時代

「海馬 脳は疲れない」 著者：池谷裕二・糸井重里 を読んで

糸井マニアなので、最近の糸井さんの新刊を読みました。
脳科学者の池谷さんとの対談集です。
脳についての話から、脳の仕組みを分かり易く説いていき、
そこからさらに日常に役立つように、
科学的に脳を活用するという視点が糸井さんにより、
解かれとても為になる本になっています。

・30歳を過ぎてから頭はよくなる
・やりはじめないと、やる気は出ない
・寝ることで記憶が整理される
読んで私が気に入ったフレーズです。
一つめの30歳を過ぎてから頭はよくなるというのは、
経験値が蓄積され、それらを瞬時に結びつける能力は、
30歳くらいから開花するそうです。
つまり経験からくるカンやら機転が利き始めるということらしいです。
ですので、20歳から脳細胞が毎日死んでるから、
ものが思い出せないとかはなく、
脳の情報の結びつける能力が駄目だということなので、
脳の鍛え方が足りないということです。

二つめのやりはじないと、やる気は出ないというのは、
脳内のやる気を司る器官は刺激に疎いらしいです。
ですので、乗る気がしなくとも、とにかくやり始めると、
そのやる気の器官が刺激され、やる気がどんどん出てくるそうです。

三つめの寝ることで記憶が整理されるというのは、
脳というのは、睡眠時に情報の整理をするそうです。
ある事とある事は関連性があるから、
脳で関連づけを行ったりと情報の整理を行います。
ですので、ある情報を寝る前にとにかく入れておけば、
ある情報の断片を勝手に関連づけてくれるそうです。
ですので、次の日にある情報をとても理解しやすい状態に
なっているそうです。
但し、六時間はその情報の整理にかかるそうなので、
六時間の睡眠は必要という事です。
どおりで、徹夜でいると考えが散乱していて、
なかなか考えが纏まらないわけです。
難しいプログラミングも一晩たつと突然思いついたり
するわけですね。

といった感じで、非常に脳の話から、
とても役立つ話を聞けました。
これからは、六時間睡眠は絶対守ろうと思っています。

【楽天市場】楽天ブックス

海馬

「新選組！！ 土方歳三 最後の一日 メイキング＆ビジュアル完全ガイドブック」を読んで

読み応え十分です。
まだ読み終わっていません。
今回の「新選組！！　土方歳三　最後の一日」の記事だけでなく、
今まで、TVnaviで記事として出ていた対談や、
インタビュー記事も再録されていて、とてもお得です。

新選組は終わらない！！

オトナのための「ニュータイプ」を買ってみました。

オトナのための「ニュータイプ」登場！

ニュータイプ　増刊
NewWORDS　1st　ISSUE
絶賛発売中
定価（税込）：740円

創刊20周年を迎えた「Newtype」が新しい雑誌をつくります。
成熟してきたアニメーションやゲームはもちろんのこと、
実写映画などの映像エンタテイメントやオトナのためのライフスタイルなどについて、
オトナのための審美眼や価値観を語る新しい言葉を探すこと。
それが新雑誌「NewWORDS」の目的です。
第1号は、2006年の最新映画をアニメーション、実写のカテゴリーを問わず、大特集。
次世代ゲーム機や、エンタテインメントを楽しむための特集も満載です。

世界初[BLOOD+」第一話収録　UMD-VIDEO同梱！

内容に関しては、文書の量が圧倒的です。
ニュータイプのように見開き絵で、
下の蘭にちょこっと文書という構成でなく、
見開き文書でいっぱいです。
季刊なのがありがたいです。
月刊で、この文書量じゃ私のような文書読むのが、
遅い人間はついていけません。

内容は、日経のアニメ雑誌より映画に重点が置かれています。
あとは、文書量が多く読み物としては良識な気がします。

付録は、[BLOOD+」第一話収録　UMD-VIDEOです。
PSP持っていないので、見られないのが残念です。
わざわざPSP買うのもなんですしね。
ティアリングサーガシリーズがPSPで出れば即買いなんですけどね。

次の号で売り上げをみて、月刊化するのですかね。
とりあえず、購読しようと思います。

TVnaviこそ尽忠報国の士！！

何故か大河ドラマ「新選組！」に力を入れてくれた、
TV雑誌のTVnaviから最後の贈り物です。
何と、
「TVnavi特別編集 「新選組!! 土方歳三最期の一日」 メイキング&ビジュアル完全ガイドブック」
という代物が発売されます。
12/16に発売です。

TVnaviの編集者には、新選組！信者が多く、
大河の頃から特集と、今も土方役の山本耕史と、
山南役の堺雅人の連載をしています。
しかも山本耕史の対談の相手は、
皆、新選組！関係者ばかりです。

取り上げてもらうのは有難いのですが、
そこまでTVnaviが新選組！を、
持ち上げる必然性が分かりません。(笑)

でも、とってもうれしいので、スルーします。

TVnavi特別編集 「新選組!! 土方歳三最期の一日」 メイキング&ビジュアル完全ガイドブック

• 作者:
• 出版社/メーカー: 扶桑社
• 発売日: 2005/12/16
• メディア: ムック

Javaの雑誌

Javaの雑誌の老舗の「JAVA　PRESS」を購読しています。
定期購読は、Fujisan.co.jp（http://www.fujisan.co.jp/）で、
できます。

2ヶ月に1冊のペースなので、ちょうどよく読めます。
内容は、結構濃いです。
技術雑誌なだけに役立つ記事が多いです。
最近は、設計や管理にも記事が及んでいるので、
さらに役に立っています。

【楽天市場】楽天ブックス

Java press（vol．43）

「ガンズ・ハート ５ 硝煙の鎮魂歌」 著者： 鷹見一幸 を読んで

いよいよ、ガンズ・ハートが最終巻を迎えました。
終わりは、いつもでも続編可能な終わりとなっています。
あれで続編がないと何となく気分が悪いですね。
続編があるとすれば、新ガンズ・ハートというタイトルで、
異星人との戦いになるのかな。
そうするとシンルーの智将振りがもっと発揮されるかなと。

とりあえず、挿絵の方はようやくうまくなったかな。
最初からこのくらい描いて欲しかったなぁ。
1巻と2巻で終わっていたら、名作になったかな。
やっぱり絶望感の強いスタンピート編の方が面白かったです。

とにかく、最終巻は無難な終わり方をしたかなと。
でも、グレンダランの門から出てくるケリンと、
それを追いかけるミント。
そして目覚めた市民たちが、
ケリン達六三三銃士隊を助けに飛び出すところでは、
何だかんだといいながら、感動してしまいました。
次回作に期待します。

【楽天市場】楽天ブックス特販店

ガンズ・ハート（5）