ミュージカル『ビューティフル』【水樹奈々】を観て

帝国劇場　ミュージカル『ビューティフル』

3年前と比べて、スムーズに物語に入れました。
あとで幕間インタビュー記事を読んだのですが、
初演は本家の演出通りにやってたが、今回は日本的な間を入れたようで、
それがテンポの良さや物語の説得力を出していたんだと思います。

アンサンブルの方々のレベルの高い歌声に痺れます！
ミュージカルだと主役クラスがバンバン歌うイメージですが、
Beautifulはアンサンブルの方々がアメリカのスター歌手を再現するので、ものすごく一体感があります。

あとカラオケなのかなと思ったら、オケはステージ裏に居て生演奏だったのですね！
生演奏で生歌の奈々さんを堪能するのは昨年のマリンスタジアム以来…本当によかった！！
（コロナと奈々自身の産休で、来年もツアーないでしょうから、生歌はここで聞き納めですかね）

伊方さん演じるジェリーが初演時はキャロルに対して酷くて嫌悪したけど、今回は仕方ないという想いになった。
なんでか分からないけど、哀愁感があったからかな。
もっと愛人宅から追い返す時は棘があった気がするけど、なんかやるせなさが勝っていた。

中川バリー、ソニンシンシアは良いコンビだね。より地に足がついてしっかりとライバルで同士だったですね。
シンシアとキャロルの関係性もよりニュートラルでよかった。

初演メンバーをほぼ続投との事で、皆さんの3年分の実力アップが、そのまま舞台に現れていて、キャロルの物語にどっぷりと浸かれました。
奈々さんも凄く自然で、キャロル・キングが居るみたいでしたね。
やはり生演奏生歌の迫力は凄くて、あっという間な3時間でしたね。

この公演がきっかけで友人となった菅谷真理恵さんと奈々さんが目があって笑顔で歌う感じが見えてよかった。

スポンサーリンク