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Ammo「太陽は飛び去って」を観て [演劇]
Ammo vol.8『太陽は飛び去って』公演詳細
STORY
一九二九年、御茶ノ水の高台にある庭付きの邸宅。
女性解放運動家である中山 環の住まいは 活動家たちの集会場となっていた。
七年前に女性の集会が合法となり 男女平等の機運は上がってきていたが、 内部闘争の結果、平塚らいてうらが去り、 太陽は陰り始めていた。
明日は、嵐のようだ。
徐々に運動に倦んでいく環。
一方で、時代は日本の女性たちを 過酷な運命の渦へと誘っていく。
戦争まであと二年。
全ての予兆は、 この庭の一日にあった。
100年前の事を描いているのに、現代の出来事のように感じるのは、
それだけ「らしさ」といものに未だに縛られているからなのか?
日本が先進国で独身男性幸福度が最低で、
独身女性の幸福度が高いのは、改善した証左なのか?
モダンガールは生きやすくなったのか?
婦人団体の権力闘争は男女同じく強かに。
その後国防婦人会が戦争推進に寄与するのだが、
参加する事で大手を振って「家」から解放されるなんて、なんて等価交換…
権利を勝ち取るための戦いが行き過ぎると支持がなくなるのは今も昔も同じ。
大切な何かが飛び去っていった…
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