アガリスクエンターテイメント『かげきはたちのいるところ』を観て

かげきはたちのいるところ公演特設ページ


今年一番声を出して笑った演劇でした。
初っ端から冷蔵庫の破壊力とデジャヴはズルい（笑）

出会いと別れ、思想の違いは左翼活動も劇団活動も人間の組織なら避けては通れないイベント。
悲喜交々が笑いで消化されるが、芯の硬さはブレない感じ。

劇団員の実名で、それがよりリアルを感じました。
延期の中で続いたドラマ版が効いてるのかな。
ドラマ版、パイロット版、舞台版の全12話のエピソードがあって、
舞台版はそれらを背負っているのですね。
だから全部入りの円盤がお得に感じたので購入しましたわ。
熊谷さんはあの厳しさの中にあんな想いがあったのね。
ラストの相手は誰？と気になる。
あとスタイルの良さと二の腕の強さが活動家らしく、
ラストのあの姿のギャップがね。細身の人がお腹大きくなると目立ちますね。

あと伊藤さんと前田さんのカップルもよかった。
あの爆破のくだりは最高だった。

オリンピックを粉砕するのが「不可能」な筈なんだけど、
現実の方がここ数日で勝手に粉砕しつつあり、リアルの方がギャグになりつつある。
再演時は大変そうだ。
それにしても笑ったなぁ。

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