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劇団M.O.P.第44回公演『リボルバー』を観て [演劇]

写真11.jpg
劇団M.O.P.第44回公演『リボルバー』
http://www.g-mop.com/history/44kouen/press/index.html

【STORY】
時は明治初頭。
マダムお篠が切り盛りする横浜の外国人向けのホテル「青猫亭」にリボルバーを持った青年・守上一馬が強盗に入ってくる。
偶然入ってきた警官をなんとかやりすごすが、その後再び警官たちがやって来る。
しかし警官たちが追っていたのは一馬ではなく、青猫亭で働く田村伊助だった。
彼は地租改正で苦しむ田舎の地主の息子で、その件で役人とトラブルを起こし逃げていたのだった。

数日後、伊助と瓜ふたつの兄弟・譲とともに青猫亭にやってきた佐伯新太郎は土佐出身の自由民権運動に身を投じる青年。
マダムお篠と旧知の間柄という新堀松輔に見覚えがあると思ったら、なんと新堀は木戸孝允。
それを知った青猫亭の用心棒・日向六郎兵衛は驚く。
何を隠そう日向は旧会津藩士で、幕末の京で木戸こと桂小五郎の命を狙っていたからだった。

時は流れ、明治新政府に亀裂が入る。
政府の要職にあった西郷隆盛は下野し西南戦争を起こす。
廃刀令が発布され、気概を失っていた日向は抜刀隊として戦地に赴くが、その頃には新堀はこの世にいなかった。
「西郷、いい加減にせんか」というひとことを残し…。

評価は、星4つです。
★★★★☆

何だろうか?
このマンネリ感。
でも、このマンネリ感がないとM.O.Pじゃないんですよ。
年3回公演で、これなら( ゚Д゚)アキタヨ・・・となるのですが、
年1回公演ですから、これで良いんです。

三上さんの男のかっこよさ。
緑子さんの女のかっこよさ。
小市さんのつかみ所のなさ。
酒井さんのおやじくささ。
木下さんのちゃらさ。
奥田さんの理知的さ。
もうね。たまりません。

今回は、ゲストが主要な役を占めていました。
守上一馬を演じた、北村有起哉さんと
佐伯新太郎を演じた、岡田達也さんです。

北村さんは何をやっても中途半端な駄目男を
見事に演じていました。
その駄目男がだんだんと、自由民権運動に目覚めて、
志を持った男になっていくのが、
かっこよかったです。
岡田さんは、志を持った男を冷静に演じていました。
でも、心には熱いものを持っている感じがよかったです。

物語で、最初に取った集合写真のシーンが、
最後でも出てきます。
でも、そのときは、みんな死んだり離ればなれになっていて、
マダムと他2名だけになっていて。。
寂しさを感じるのですが、ふきのとうの「白い冬」が
かかり、次々と消えていった人が、
集合写真に現れるシーンは、ジーンとしました。

最後の恒例の音楽演奏もよかったです。
来年で解散とは惜しいです。。
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