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タテヨコ企画『誰かの町』を観て [演劇]

タテヨコ企画/誰かの町/公演情報
□ものがたり
舞台は架空の地方都市。携帯電話も SNS もなかった時代。
とある商店 街に暮らす人々のささやかな交流を描く。
ソーントン・ワイルダーの『わが町』をモチーフに、誰かの記憶の中に あるだろう町を立ち上げる。

IMG_9998.jpeg
テレワークが続き、今年はまだ片手の出社しかしてなかったのが、
今週は5日連続出社となった。
最終日はリリースも終わり早めに上がりましょうと言うことで、
当日券で観劇をすることにしました。

小劇場B1は1年ぶりでした。
それもタテヨコ企画の「亡者の時代」以来ですね。
入り口でしっかり検温と消毒と連絡先を書くと言う対策がなされていました。
あと休憩時間があって換気の時間もありました。
考えたら生の観劇は2021年初です。

「わが街」と言う映画をモチーフにしているとのことですが、
その映画は知りませんでした。
なのでその映画との比較はできませんが、
よくありそうな街で、よくありそうな開発進んで、
そして衰退もしている。

主人公と脚本家が、主人公の出身地の街に久しぶりに訪れたところから物語が始まります。
ステージにあるカラフルな積み木のような箱が、次々と変わる街並みを表現していきます。

出演者もいろんな人物を演じていきます。
馬とか通ると馬糞を落としていくなんて笑ってしまった。

あと警察官に見えない警察官とか(笑)

主人公が語る学生時代から夫婦になる幼馴染との出会いと別れ。
周りの人も当たり前だけど成長して、老いていく。
街並みも変わり、犬も成長する。

でも街は変わらず、そこにある。
人は変わっていくけど。
主人公だけでなく、その周りの友人たちも浮き沈みはある。

変わりゆく物、変わらないモノ。
星空のように動いていないようで動いている。

その命の煌めきは、もう死んだとしても光年を超えた星の光のように届いていく。
思い出として。

とてつもない出来事はない。でもそれがとても愛おしい。
プラネタリウムを見た時のような優しい気分になりました。

誰かの町は、僕の町でもあった。


久しぶりの生の観劇でしたが、やっぱりいいですね。



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