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モノクロラセン「衝突と分裂、あるいは融合」VRアーカイブ配信を観て [演劇]

モノクロラセンpresents「衝突と分裂、あるいは融合」
原子力の研究所を舞台に起きる事故をきっかけに、愚かで、感情的で、そして愛おしい人たちが織りなす喜劇。

2014年に時間堂で上演された「衝突と分裂、あるいは融合」が演出を黒澤世莉さんがして、
さらに当時、先生役で出演していた富田文子さんが出演すると聞いて、
観劇したいけど福岡じゃ観られないと諦めていたら、配信をするというので購入して観ました。

自分の環境の問題なのですが、VRなのでメモリを消費するためなのか、
30分くらいでブラウザが落ちて、最初に戻ります(^_^;)
劇中と同じで何回もループしてもダメなのが(笑)
というわけで、何回かに分けて、全部見られました。

モノクロラセンのYouTubeで公演の振り返りの際に、
富田さんが先生役が辛かったと、今度のリーダー役は楽しかったと語っていましたが、
確かにあのリーダーは見てて楽しかったので、演じるのもそうだったのかもと思いました。

それぞれの立場で正論と正義を語り、
衝突と分裂していく様は初演の時に感じたのと同様で、
昔を舞台にした物語なのに、現代を語っている感じがしました。
ただ2014年はそれでも融合を信じたいと思ったが、
2021年では、世の中は分裂だらけな気がするのは、人類はこの数年で退化したのだろうか、、

ラストシーンで、2014年は最後のサンコの決意と叫びが印象的であったが、
2021年のラストシーンは、おじいちゃんが繰返ししていた核融合への道を、
サンコが研究者として辿り、決意を具体的に見せてくれた。
あのバベルの塔のような天辺で、
そして、科学者としての矜持を守ろうとした者、研究を止めたないために組織を守ろうとした者、
全ての犠牲の上に成り立つ、あの希望の光をサンコがきっと核融合に成功すると信じたいし、願いたい。





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