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『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』を観て [演劇]

Sky presents 舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』
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STORY
時は江戸時代中期、舞台は歌舞伎の黄金期を迎えようとする芝居街・日本橋堺町。江戸三座と称される劇場や芝居茶屋がひしめくこの芸能の町に、一人の孤児が運命的に流れ着く。
中村座で唄方をつとめる男と、振り付けを教える女の夫婦に養子に貰われたこの孤児こそ、歌舞伎史上不世出の天才役者と呼ばれるようになる初代中村仲蔵(藤原竜也)である。
養母の厳しい稽古で踊りの才能を開花させた仲蔵は、役者として舞台に立つ夢を膨らませるが、血筋がものをいう歌舞伎界の高い壁が立ちはだかる。
しかし芝居に取り憑かれた若者は、無謀にも最下層の大部屋役者から成り上がる下剋上の道を選んだ。
歌舞伎界の頂点を巡って裏切りや策謀が渦巻く舞台裏の抗争に巻き込まれつつも、ひたすら芸の道を疾走する仲蔵。
しかし彼を待っていたのは苛烈な“楽屋なぶり”だった。

中村仲蔵は講談で話は知ってたので、すんなり世界観に入っていけたかな。
それにしても藤原竜也さんが凄かった。彼の一代記では!?と思ったり。
『外郎売』のシーンなんて圧巻でした。
会場が固唾を飲んで舞台上に引き込まれる。
2等席だったが、3階から俯瞰的に観ているはずなのに、
もうズームインしたように舞台から視線が外せなく瞬間が何度もあった。

あと市原隼人さんも事前に弟子入りして稽古しているというコメントあったが理由は観て分かった。
重要な場面での三味線の単独演奏。
これは凄い!

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血筋が絶対の歌舞伎界、芸能界も最近は血筋だし、そこに一石を投じる感じがしたし、
昨今の聖人君子を芸人に求める風潮にも何か訴えるものがあった(勿論、法を犯すのはダメよ)
仲蔵への嫉妬や妨害がある中で爽快な下剋上でもあり、観ててスッキリした。

忠臣蔵の物語の解説を劇中でしていたが、確かに今の30代以下は知らないかもね。
40代以上はね、年末にTVで12時間討ち入りしてるのを知ってる世代だから説明不要だけどね(笑)

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パンフレットとアクスタならぬ木製のスタンドがあったので、
買ってみました(笑)
市原隼人さん我が一門へようこそ!

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