SSブログ

スポンサーリンク


イキウメ「関数ドミノ」を観て [演劇]

IMG_0307.jpg
ƒCƒLƒEƒ WebƒCƒLƒEƒ Web

ある地方都市で奇妙な交通事故が起こる。
見渡しの悪い交差点、車の運転手は歩行者を発見するが、既に停止できる距離ではない。
しかし車は歩行者の数センチ手前で、まるで透明な壁に衝突するように大破した。
歩行者は無傷。
幸い運転手は軽傷だったが、助手席の同乗者は重傷。目撃者は六人。
保険調査員の横道はこの不可解な事故の再調査を依頼される。
改めて当事者と目撃者が集められた。
そこで目撃者の一人が、これはある特別な人間「ドミノ」が起こした奇跡であると主張する。
彼の発言は荒唐無稽なものだったが、次第にその考えを裏付けるような出来事が起こっていく。

評価は、星4つです。
★★★★☆

再々演の演目であります。
再演は観ていました。

オチを知っていながら、ラストでガーンとやられました。

再演時は、設定が学生を中心とした物語であり、
陰鬱と他人を妬み攻撃する若さ故の過ちの物語でしたが、
今回は30代の社会に根付いた者達への、
レールから脱線した者の妬みという構図になっており、
深刻度というか、救いのない感じが増していました。

再演時は保険調査員を演じて大人側だった安井順平さんが、
今回は本当はドミノだった目撃者を演じるのが面白かったです。

再演時のラストは「力」を使うかもという希望がありましたが、
今回のラストは「無」というか世界を否定した結果となり、
救いがない、ちょっと怖いラストでした。
でも、時代に合っているような。
氷河期世代としてはドミノが欲しいですが(笑)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0



スポンサーリンク