芝居屋風雷紡「ロンギヌスの槍」を観て

ロンギヌスの槍 | 演劇･ミュージカル等のクチコミ＆チケット予約★CoRich舞台芸術！
「理由」は理解しがたいことの言い訳。
彼女は同じ人間だったのだと自分が理解したいだけなのだ。
ロンギヌスの槍を手に入れた彼女は真の王になれぬことを悟り、同じ世界へと旅立つ。
そこには愛があるが、刺し通された彼に配慮はない。
憎しみだけが残った。

親の職業、兄の思想、時代背景、全てが理由となり、全てが理由の核心でもない。
何故優秀な子が何故普通の子が、あんな事件を…オウム事件でも問われた問い。
そしてその解は物語同様永遠に失われた。
たとえ生きていても他人が理解する理由はなかったかもしれない…

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