On7「その頬、熱線に焼かれ」を観て

On7 -オンナナ-

初演は舞台挟んで観客席が両サイドにあったかな。
なので表情が見えなかった記憶が。今回は全員の表情がしっかりと見えた。
反戦を声高に叫ぶ訳でなく、ただ少女達の痛ましい姿がそこにあるだけで雄弁に語ってる気がする。
あの日に何があったのかと。

弘子さんの頑な態度と意地には、あんな理由があったとは。
友子と智子を失っても前に進むしかない。
生きれなかった友人達、生き残ったけど苦しみを背負う少女達。
自国より加害者の国の人の方が優しい悲しい現実。
そこには妬みや羨望もあり。
人の業の深さを感じる…

最初と最後の記者会見シーンで、彼女の凛とした姿を見ると、
少しでも長く失った「普通」のことを取り戻して欲しいと願ってやまない。
そして広島ガールを二度と作ってはならぬと感じました。
広島カープガールはもっと作っていいと思います(^^)

スポンサーリンク